Gridfinityを使ってオリジナルの収納を作ろう

3Dプリンターを使ったオリジナルの収納を作るためのシステム「Gridfinity」について紹介しつつ、実際にデスクの整理に使ってみた様子もお伝えします。

2025年04月18日

Gridfinityを使ってオリジナルの収納を作ろう

代表の佐野です。今回は、3Dプリンターを使ってオリジナルの収納を作るためのシステム「Gridfinity」について紹介しつつ、実際にデスクの整理に使ってみた様子もお伝えします。

Gridfinityとは

Gridfinityは、主に3Dプリンターでの自作を前提とした、モジュール式の収納システムです。製作者のZack Freedman氏によって開発されました。主に引き出しで使うことが多いのですが、他にも様々な用途に使えるようカスタマイズが可能です。

日本ではモノグラフの堀口さんが紹介しているのを目にしたり、

noteなどでもよく見かけます。代表的な記事はこちらですね。

組み替え簡単! 引き出し収納達人への道 PREDUCTS Drawer & Gridfinity|Takuma

Gridfinityで作る100均収納オーガナイザー

ということで本題です。Gridfinityを使って、100円ショップ(100均)で見かけるような収納オーガナイザーを作ってみました。

よくダイソーなどにある、こういった収納オーガナイザーをGridfinityを使って自作してみました。完成したものがこちらです。

ジェネレーターはこちらを使いました。

グリッドフィニティジェネレータ | インタラクティブツール

印刷の様子です。Bambulabでサクッと印刷。(ただし時間はそれなりにかかります。この量で3〜4時間くらい)

最初にベースとなるフレームのサイズを合わせます。ここで接着しても良いのですが、マスキングテープで仮止めしました(そしてそのまま使うことにw)。

収納イメージは先に作っておくと良いと思います。今回は、ある程度使いたいもののサイズ感だけ見て組み合わせましたが、うまくいきました。

すでにデスクの上に置いていますが、なかなか良い感じです。ベースプレートははめ込み式ではなく、位置合わせのために使うものなので、入れ替えも楽々できます。

まとめ: 3Dプリンターで作る収納っていいですよね

色々な場所で使えるものだと思いました。ペグボードに取り付けられるタイプや、3Dプリンターにマウントするものなどもあるので、色々試してみると面白いと思います。

グリッド自体の大きさは標準だと42mmのようですが、これも自由にカスタマイズできます(ただし、公開されているものを使いたいときは標準サイズを守ったほうが楽です)。そのため、微妙に収まらないスペースに合わせた箱を作りたいときにも便利ですね。

箱(ビン)の部分は、ソリッドな状態から収めたい物の形状でくり抜いて作ると、ピッタリしたサイズのものが作れます。これもジェネレーターなどである程度簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。工具がピッタリはまっている様子を見ると気分が上がりますよね。

Gridfinityは、3Dプリンターを使った収納システムとして非常に便利です。100均の収納オーガナイザーを自作することで、自分の好みに合わせた収納が実現できます。印刷も比較的簡単で、組み立ても楽しいので、ぜひ試してみてください。