SciPyData Japan 2025に参加してみた!研究者と開発者が集う熱いカンファレンス

代表の佐野です。新年最初のテック系イベントへの参加は、科学技術とOSSの世界をつなぐカンファレンス 「SciPyDataJapan 2025」 に参加してきました!

2025年01月28日

SciPyData Japan 2025に参加してみた!研究者と開発者が集う熱いカンファレンス

代表の佐野です。新年最初のテック系イベントへの参加は、科学技術とOSSの世界をつなぐカンファレンス 「SciPyDataJapan 2025」 に参加してきました!

イベント概要

このイベントは今回が初開催です。主催者であるtkoyama010 (Tetsuo Koyama)さんと辻先生が発起人となり、科学技術に携わる方とOSS(オープンソースソフトウェア)に関わる方の交流が目的です。参加者層も多彩で、現役の研究者や学生、ライブラリ開発者が集まり、非常にハイレベルな議論が繰り広げられていました。

トークセッションを見てきました

今回のカンファレンスでは、トークセッションが行われました。その中でも特に印象に残ったものをピックアップしてご紹介します。

イベント当日の雰囲気は有志でまとめられている Togetterのまとめ をぜひご覧ください!(私のポストが多めですが💦

科学者とOSSコミュニティのつながりを見る:トーク2 SciPy カンファレンスレポート

アメリカで開催されているSciPy Conferencesのレポート。科学者がOSSに貢献する方法を紹介したセッションも印象的でした。研究者にとって参加しやすいカンファレンスの仕組みが整っており、論文執筆やレビューの場として活用できるという話も新鮮でした。

NumFOCUS の支援内容についても知らなかったこともあり学びです。(このイベントもNumFOCUSから支援を受けているそうです。

Pandasの最適化を学ぶ:トーク3 pandasプログラムをどうやって高速化するか?

データ分析に欠かせないライブラリ「Pandas」のパフォーマンス改善に焦点を当てたセッションでは、効率的なデータ処理の手法や、最新の最適化技術について学ぶことができました。現場で役立つ具体的なテクニックが多く、まさに目からウロコの内容でした!Pandas互換や似たライブラリの比較、そしてFireDucksへの切り替えも手軽に行える話も学びでした。

LTに参加してきました

今回のカンファレンスでは、私もライトニングトーク(LT、5分程度のショートトーク)を行う機会をいただきました!
昨年末から取り組んでいる3Dプリンター向けのサービス開発において、データ分析や可視化ライブラリの利用もありどのように役立っているのかを共有しました。今テスト公開しているcubemeishikisetsu-paletteはStreamlitやnumpyやplotlyを使って作っています。

また、私自身もスタッフとして参加し、2/8に開催される 「PyCon mini Shizuoka 2024 continue(#pyconshizu)」 の宣伝も行いました(その後参加者に入ってくれた方がいましてありがたい限り)

まとめ

SciPyコミュニティ、NumFOCUSの活動をみて、科学とOSSコミュニティの結びつきがいかに重要かを改めて感じました。研究者が普段使っているライブラリやツールに直接意見を言い、議論を交わす場があることで、新たな知見や発想が生まれることを実感しました。

SciPyDataJapanのイベントやコミュニティはまだ始まったばかりで運営メンバーも引き続き募集されています。新たに何かに挑戦したい方にとっても良いきっかけとなる場になりそうです。

「分野の壁を越えて学び、つながる」 ことがこのイベントの醍醐味と思います。これはPyCon JPも同じだなと思ってます。ScipyDataJapanは研究者としての視点を広げるきっかけがほしい方、OSSに興味がある方にはぜひ参加をおすすめします!次回の開催も楽しみにしています!


最後に、懇親会も非常に楽しく、参加者同士のカジュアルな交流も最高でした!様子を撮影し忘れたのでこちらのみです(笑)